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レッスン2-c_原点回帰

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「レッスン2_気の利いたビジネスマン」で扱った文型を使った内容の日記です。
文型について復習する場合には、気の利いたビジネスマンの日記を参照ください。

復習する:レッスン2_気の利いたビジネスマン

違いに注目リスト

  1. 〜ようにする
  2. 〜ようになる
  3. 〜ことにする
  4. 〜ことになる

※ 本文の番号は「違いに注目リスト」の番号と対応しています

本文

高校3年の春、私は部活に熱心に取り組んできましたが、将来のことについて深く悩んでいました。特にやりたいことが見つからず、大学進学に対しどの学部を選ぶべきか決めかねていました。心の中では、昆虫専門の獣医になりたいという思いが強くありましたが、将来性がないと見なされ、担任の先生や親からは強く反対されていました。友達も昆虫には興味がなく、私の夢を理解してくれる人はほとんどいませんでした。

(1)毎日予備校に通うようにしていましたが、授業の内容にはなかなか集中できず、心は常に昆虫のことばかりでした。(3)夕方になると、階段の踊り場に行くことにしていました。そこにいる蜘蛛の巣を眺めるのが好きでした。その蜘蛛の動きを見ていると、蜘蛛の巣の中心に必ず戻るような動きをしていることに気がつきました。(2)そこから、原点回帰の大切さを感じ、自分自身に問いかけるようになりました。自分の興味の原点は何なのか、昆虫のどんなところが好きなのか。毎日必死に生きる姿、不思議な生態、鮮やかな色…これらすべてに共通することは何なのか?

「そうだ、私は色が好きなんだ」ということに気づきました。色をまとって気分を変えることができる服に興味があるのかもしれないと思ったんです。(2)その日から、私はファッションに関する本を読み漁り、色の心理学やデザインについて学ぶようになりました。私の興味は、昆虫の鮮やかな色とファッションの世界が交差するところへと移り始めました。

そして、ある日、予備校の帰り道に立ち寄った図書館で、昆虫をテーマにしたファッションデザインの本を見つけました。それは、昆虫の形や色をモチーフにしたユニークな服の数々が紹介されていて、私はその本に夢中になりました。昆虫とファッションの融合、まさに私が探していたものでした。

翌日、私は担任の先生に話をしました。昆虫にインスパイアされたファッションデザインを学びたいと。最初は驚いた先生も、私の情熱を感じてくれ、進路相談に乗ってくれました。家でも両親に同じことを話し、最初は戸惑いながらも、最終的には私の夢を応援してくれました。

こうして、私の行きたい大学が見つかりました。ファッションと昆虫の世界を融合させることで、私は新しい自分を見つけることができたのです。(4)私の探究心は、一人ぼっちではなく、似たような感性の人たちが集まる大学へ進学することになり、仲間と出会えることになったのです。

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